春のだるさ、眠さを一発解消する「非常識な食習慣」 季節の変わり目の体調不良には意外な要因が

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こんなとき、いつもの食生活を見直してみるのがおすすめです。ここで、「そうだ、1日3食、きちんと食べよう」と考えた人は、ちょっと待ってください。もしかしたら、その「1日3食」のせいで、慢性的な「食べすぎ」になってしまっている可能性があります。

春バテの「すぐに眠くなる、疲れやすい、気力が出ない」などの主な症状は、実は、「食べすぎ」でも起こります。

そんなにたくさん食べているつもりがないという人でも、1日に3回規則正しく食事をとるだけで「食べすぎ」になってしまっていることがあるのです。

24時間365日、胃腸には「休むヒマ」がない

私たちが食べものを口に入れたあと、胃腸は何時間も働き続けます。

食べたものが消化されるまで、胃の中に滞在する時間は平均2~3時間、脂肪分の多いものだと4~5時間ほど。次の小腸では5~8時間かけて水分と栄養分の8割を吸収します。最後に、大腸が残りの水分を15~20時間かけて吸収します。

1日3回、食事をとると、朝食から昼食までのインターバルは4~5時間、昼食から夕食までは6~7時間程度です。つまり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っているうちに次の食べものが運ばれてきてしまうことになるのです。

健康に気をつかう人ほど、1日3食しっかり食べなきゃと思って、それを毎日続けていると思います。ですが、このように1日3回食事をする時間割では、内臓は休むヒマがなく、疲れがたまっていくばかりなのです。

胃腸が疲れて、消化機能が衰えると、体にさまざまな不調が現れます。

消化機能が衰えると、まず、食事から十分な栄養分を摂ることができなくなります。1日3食きちんと食べているにもかかわらず、エネルギー不足になってしまうのです。そうすると、疲れやすくなったり、体がだるくなったり、肌や髪のコンディションが悪くなったりします。

消化に時間がかかり、食べものがいつまでも胃に残っていると、胃もたれが起こります。胃の消化機能が落ちてしまったら、食欲もなくなります。

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