あなたにも出来る!社労士合格体験記(第33回)--目先を変えて、FPに挑戦
私がラジオ局で証券番組を担当していたときに、女性アナウンサーが続々とFP(フィナンシャルプランナー)に挑戦するのに驚いたことがありました。まだ、FPという肩書が新鮮で、金融関係者以外が取得するのが珍しい時代だったからです。
ただ、2002年から国家資格になることが決まったため、これからは試験が難しくなる。そんな噂が飛び交い、駆け込み需要もあったようです。しかし当時の私は、寸暇も惜しんで一生懸命勉強している彼女たちの姿を見て、ただ感心していただけでした。
ところが、社労士試験も行政書士試験も失敗し、自分には「士(サムライ)業」の資格は無理かもしれないと弱気になっていたときに、この光景が頭に浮かびました。割引になるというので、失業中の職業訓練学校を通じて、エフピーリンクの「AFP通信講座」を申し込むことにしました。
過去問題を押さえることが合格へのカギ
実は、私にとって通信教育は初めての体験でした。しかし、それまでも語学は独学でNHKラジオ講座を聞いて習得したので、先生の指導が直接受けられないマイナス面よりも、むしろ料金が安いことに魅力を感じました。
カリキュラムは06年5月の2級FP技能検定試験向けで、3月上旬までに科目別の添削課題をこなし、ライフプランに関する提案書を作成しなければなりません。科目には不動産や税金など新しいものもありましたが、証券記者としての経験や、社労士・行政書士試験との共通点もあり、比較的スムーズに勉強が進行。課題は2月中に終えることができました。