あなたにも出来る!社労士合格体験記(第33回)--目先を変えて、FPに挑戦

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


 この問題のポイントは2つ。労働者派遣事業では派遣元事業主のみが労災保険、雇用保険とも適用事業とされる(派遣元が確定保険料を納付する)。そして、労災保険料率は、労働者が実際に働いている派遣先での作業の実態に基づき決定する(派遣先の事業の種類による労災保険料率で計算する)。これだけで、正解肢を選ぶことができます。

賃金総額は千円単位に丸めてから計算

労働保険料の計算をするときは、賃金総額に千円未満の端数があるときは切り捨てます。実務的にも、概算保険料と確定保険料を申告する、いわゆる「年度更新」の用紙は千円が単位となっているため、千円未満は書き込むことができません。そして、これが手計算を楽にする方法なのです。

例えば、平成20年度の労災保険料の計算では、賃金総額30,000,400円の千円未満を切り捨てて、千円単位で表記すれば30,000千円です。これに「小売業」の労災保険率1000分の4を掛ける訳ですから、30,000×4=120,000円が正解となります。

次に、平成17年度の雇用保険料の計算では、賃金総額5000万円、免除対象高年齢労働者の賃金額が400万円。どちらも千円未満の端数はないため、免除対象分をそのまま控除して4600万円。これを千円単位にした46,000千円に、建設業の雇用保険率1000分の18.5を掛けて851,000円になります。

ちなみに、平成23年度の雇用保険率は、「一般の事業」が1000分の15.5、「農林水産業・清酒製造業」が1000分の17.5、「建設の事業」が1000分の18.5。ゴロ合わせで「合否(5、7)は(8)コンマ5(0.5)」と覚えましょう(10の位は省略)。ただし、来年度は雇用保険率の改正が予定されていますので、また新しいゴロ合わせを考えなければなりません。

いよいよ8月28日に迫ってきた今年度の社労士試験は、電力事情に対応するため、開始時間が例年より1時間半繰り上げられ、午前9時。午前が択一式、午後が選択式に入れ替えられます。皆、同じ条件ですから、焦ることはありませんが、徐々に生活を朝方に切り替えていくことも大切です。

次回は、北海道でエゾジカの大群と遭遇します。
 
【毎月第2・第4火曜日に掲載予定】

翠 洋(みす・ひろし)
 1958年愛知県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業後、ラジオたんぱ(現・ラジオNIKKEI)入社。番組制作、報道、出版事業などを経て45歳で退職。延べ1年半の失業期間の後、NHK「地球ラジオ」の専属ディレクターとして3年勤務。その間、ファイナンシャル・プランナー(AFP)に登録。2007年4度目の挑戦で「行政書士」合格後、行政書士法人で外国人の日本在留ビザ申請代行業務に従事。「社会保険労務士」には、2008年4度目の挑戦で合格。現在は、職業訓練講師として「人事労務基礎科」「基礎演習科」などを教えている。趣味はアルトサックス演奏、温泉巡り。「語学オタク」。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事