私は、さきほどコロナ禍によって来店の習慣がついた、と述べた。しかも、それはオペレーションの巧みさにあった、とも述べた。しかし、同社の強みを毀損するような“事件”が起きた。
チームラボ「24年3月末まで提供」の意味深
チームラボ(デジタルアートのイメージがあるが、システム開発と運用がメイン)が扱ったアプリを紹介するページ「ケンタッキーフライドチキン 公式モバイルアプリ、公式Webサイト(2024年3月末まで提供)」がある。ここに“(2024年3月末まで提供)”と追記されているのが面白い。
同ページでは「公式モバイルアプリと公式Webサイトの更新方法を一元化し、フロントエンドからバックエンドまで、一貫した設計・管理・運用とデータ更新を双方で共通化することで、日々の運用負荷を軽減し、ユーザーに素早く情報を届けることを可能にしました」としたうえで、太字で「*2024年3月末まで提供。現行ver.(2024年4月以降)は弊社開発事例ではございません。」とした。
ここでは、現在のアプリが悪いとは書いていないし、書く必要もないが、なにか含みがある。それも、4月から刷新されたアプリに不満が噴出していたためだ。
なお、これはwebもそうだが、画面を確認すると画面上部から3本の赤いラインが下りてくる。ネットオーダーと書いているけれど、店内がない(ああ、そういうものなのか、と納得するしかない)。
また支払いが難しく、個人情報やメールアドレスなどを入力せねばならない。
これは原稿執筆時点の状況であり、アプリやwebは改修・改良されるかもしれない。
ただKFCをよく利用する人間(私)からしても、「これは……」と感じるので、ライトユーザーは途中で注文をやめてしまう、頓挫してしまうケースもあるだろう。ライバル店舗は、かなりのUI(ユーザーインターフェース)がサクサク動くことでも知られる。
ネットではかなりひどい言葉にあふれている。また、私が経験した事象以外のエラー、たとえばログインエラー等も生じているようだ。
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