12月18日に施行された「スマホソフトウェア競争促進法」(通称スマホ新法)は、アップルのみならず、元々オープンなプラットフォームを志向していたグーグルにも影響を与えた。代替アプリストアを容認したアップルに比べれば変更点は少ないものの、グーグルの屋台骨とも言えるブラウザーや検索にもメスが入った格好だ。
このスマホ新法に準拠する形で、グーグルはAndroidの一部にチョイススクリーンと呼ばれる新機能を導入しているほか、アプリストアのGoogle Playでは、新たな決済方法も導入している。もっとも、ブラウザーなどのデフォルト設定は以前からできたほか、一部機種には代替アプリストアも利用できた。スマホ新法施行を機に、改めてこれらの機能の使い方を見直していきたい。
デフォルト検索、ブラウザー選択がより明確に
グーグルにとって大きいのは、ブラウザーや検索のデフォルトアプリを変更できることだろう。元々、Androidではアプリのデフォルト設定はできたが、スマホ新法では、チョイススクリーンという形でそれを明示することが義務づけられている。iOSの場合はiOS 26.2でブラウザーを起動した場合という条件で表示されるが、OSアップデートのタイミングがメーカーごとに異なるAndroidでは、表示されるタイミングはまちまちになる。
グーグルの発表によると順次となっており、端末をセットアップした際にもチョイススクリーンが表示される仕組みになっているという。Androidは標準だと、グーグルのChromeが標準になっており、ホーム画面やChrome上ではGoogle検索が設定されている。このブラウザーと検索を、他社のものに変更することができる。


















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