ずんだ、佐藤の会…「羽生PA・佐野SA」の地域性 リニューアル続く「東北道・圏央道のSAPA」前編

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佐野SA(下り)は2022年7月にリニューアルオープンして、間もなく2年を迎えようという真新しい施設である。NEXCO東日本では、管内20カ所あまりの休憩施設を「ドラマチックエリア」と銘打ち、地域性を取り入れながら旅の楽しみを高めるコンセプトの店舗づくりを行っており、この佐野SAもそうした施設の1つだ。

佐野といえば、佐野ラーメンである。当然、佐野SAにも佐野ラーメンを提供する店舗があり、平日にもかかわらず昼時には券売機に並ぶ長い行列ができていた。

佐野SA(下り) 佐野ラーメンに並ぶ利用者の列(筆者撮影)
佐野SA(下り)の 佐野ラーメンに並ぶ利用者の列(筆者撮影)

ICで降りて佐野ラーメンの名店を探してもいいが、そこまでのこだわりはなくても佐野ラーメンを食べたい人には、SAの店舗は重宝する。SAの店舗は基本的に定休日がないし、営業時間も長い。市中の店舗だとせっかく探し当てても、定休日だったり昼の営業が終わっていたり駐車場がいっぱいで入れなかったりするので、SAの店舗は人気が高い。

ヒアリングしたところによれば、上下線ともに佐野ラーメンの売り上げは相当に大きいということだった。

グッズが売られる「佐藤の会」とは?

SA“佐野ラーメン推し”は、「ラーメンそのもの」にとどまらない。物販のコーナーに移動すると、佐野ラーメン煎餅、佐野ラーメンケーキ、佐野ラーメン風味ポテト、ベビースター佐野らーめん味……と、関連するさまざまな商品が目立つところに置かれている。

中でもベビースターラーメンは、佐野SAのリニューアル1周年を記念したもので、昨年夏から佐野SAの上下線のみで期間限定販売中とのことである。

佐野SAで先行販売されている佐野ラーメン煎餅(筆者撮影)
佐野SAで先行販売されている佐野ラーメン煎餅(筆者撮影)

佐野ラーメンをモチーフにした佐野市のブランドキャラクター「さのまる」の人気も衰えないようで、さのまる関連商品も相当数が販売されていた。聞けば、さのまるそのものも、ときおり週末に登場するそうである。

また、こんな商品も見つけた。「佐藤の会」の関連商品である。日本人の名字のツートップは鈴木と佐藤だが、佐藤の由来は、「佐野の藤原」であるとも言われており、地元に「佐藤の会」が結成され、さまざまな活動をしているのだ。

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