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都内にある「巨大無人駅」東武大師前駅の裏側 乗車2分、全長1kmの路線の終点は「改札機なし」

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東武鉄道は1899年8月27日に北千住―久喜間の39.9kmで営業を開始した。西新井はこの開業時に誕生。駅名は西新井大師にちなんで付けられた。

西新井大師は、奈良県桜井市の長谷寺を総本山、文京区の護国寺を大本山とする真言宗豊山派の寺院で正式名称は「五智山遍照院總持寺」。その昔、弘法大師が村人のために祈願したところお堂の西側から水が湧いたことから西新井の地名になったという。

古くから女性の厄除け祈願所として知られ、いまも正月や弘法大師縁日の毎月21日などには多くの参拝客でにぎわう。門前では草団子が名物だ。日暮里駅から北へ延びる東京都交通局の新交通システム、日暮里・舎人ライナーには「西新井大師西駅」がある。

東上線との連絡線として計画

かつて西新井駅の構内には同社最大の電車修理工場や変電所などがあった。現在の大師線は1931年、西新井―大師前間が西板線の一部として開業。西板線は西新井と東上線の上板橋を結ぶ路線として計画されたが、土地買収が進まずに完成しなかったという。

現在の西新井駅は3面6線。大師線はいちばん西側の1・2番線に発着する。下り線(東武動物公園方面)のホーム上では「西新井ラーメン」が営業しており、列車が到着してドアが開くと、匂いに誘われてついつい立ち寄ってしまう人も少なくないようだ。

西新井駅の下りホームで営業する「西新井ラーメン」(記者撮影)

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