「新卒の女性採用比率」40%以上で年収高い100社 平均年収1000万円超も多数!上位企業はどこか

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新卒採用で女性を積極的に採用している企業って?(写真:EKAKI/PIXTA)

2023年6月公表の「女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針)」で、政府は東証プライム市場に上場する企業の女性役員比率を2030年までに30%以上とする目標を示した。

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この目標達成には、女性社員の採用、女性管理職の育成が不可欠だ。しかし、厚生労働省の「令和4年度雇用均等基本調査」によると、2022年4月入社の新卒を採用した企業のうち、「女性総合職を一人も採用しなかった企業」は38.4%となっている。

そんななか、直近で新卒の女性社員を多く採用しているのはいったいどこなのか。『就職四季報』働きやすさ・女性活躍版から、2024年入社の新卒の女性採用比率が40%以上の企業をピックアップし、平均年収が高い順にランキングした。

注意点として、今回の女性採用比率は総合職・地域限定総合職・一般職などの採用区分によらず、全体の採用実績から比率を算出している。「女性の採用が多いが実は一般職ばかり」という企業も一部存在しているため、職種別の採用実績も『就職四季報』誌面で確認するといいだろう。

ツートップは鉄鋼専門商社

1位は伊藤忠丸紅鉄鋼、2位はJFE商事と、鉄鋼専門商社がツートップにランクインした。特にJFE商事は2023年、2024年入社の新卒女性全員を総合職として採用している。男性育休取得率も9割超と高水準で、男女ともに働きやすい職場づくりがされているようだ。

また、8位中外製薬、14位郵船ロジスティクス、30位SMBC日興証券、38位日本貿易保険(NEXI)、44位松井証券、61位カルビーは女性管理職比率も15%以上と高水準だ。さらに、33位芙蓉総合リース、34位ロート製薬は女性管理職比率30%以上となっている。

『就職四季報』働きやすさ・女性活躍版には、こういったジェンダーギャップに関わるデータのほか、テレワーク・転勤・住宅補助制度など、男女問わず働きやすい企業を見つけられる就活情報を多数掲載している。

また、公式サイト「シキホー!Mine」でも『就職四季報』編集部が、働きやすい企業の選び方のコツやホワイトな“隠れ優良企業”を紹介している。

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