「大谷翔平」にたとえて日銀の政策変更を説明する 「日銀=大谷翔平の熱狂的ファン」でYCCを解説
住宅ローン金利について心配する人も多いと思うが、アメリカのように5%に上がることはないだろう。
お金はただ移動しているだけで、増減しない
逆に、金利が上がれば、年金の運用利回りも高くなり、日本の未来が明るくなるという声もあるが、これはまったくの見当違いだ。
お金はただ移動しているだけ。金利が上がれば、年金基金の収入は増えるが、その高い金利を支払うのは国債を発行している財務省であり、国民から集めた税金だ。もらえる年金が増える分だけ、支払う税金が増えているに過ぎない。
小説『きみのお金は誰のため』では、経済全体におけるお金の流れについて、説明している。
金利の上昇によって、受け取るお金が増える人がいれば、支払うお金が増える人もいる。全体として重要なのは、経済活動がどのように変わるかだ。
日本銀行ができるのは、2%という物価目標に過ぎない。17年ぶりの利上げで盛り上がるのはいいが、実質賃金が減っている現状をどうにかする経済対策を考えないといけないだろう。
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