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圧勝のプーチン、ウクライナ最前線の緊迫の日常 日本人写真家が見た、ウクライナ人医師の活動

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尾崎孝史氏によるウクライナのレポート。過去記事の一覧はこちら

3月10日、シベルスク市の秘書アーニャから連絡が入った。前線への支援活動を円滑にするため、特別な通行許可証を発行してくれるという。エレナ医師を連れて再訪する計画を立てていた私たちにとって、この上ない朗報だった。

翌日、筆者はボランティアのメンバーと一緒にシベルスク市の臨時庁舎を訪ねた。すると、市長のボロビヨフが神妙な面持ちで職員と話し込んでいる。そして、私たちにこう伝えた。

「街の周辺が激しい攻撃を受けている。残念ながら今日から3週間、民間人の立ち入りを禁止することにした」

ロシア軍が突破を狙うルハンシク州ビロホリウカでの戦闘が激化し、ウクライナ兵2人が負傷したという情報も届いた。シベルスク市からわずか6キロのところにある要衝だ。

ボランティアが作った料理を食べるシベルスクの住民。3週間の立ち入り禁止処置により、外部からの支援を受けられなくなった。撮影は2023年12月5日(写真:筆者撮影)

これまでボランティアが届ける食材や医薬品で、何とか体調を維持していた1000人ほどの住民はどうなるのか。昨年の3月にはウクライナの南東部で大雪が降り、地下室で避難生活を送っていた高齢者が命を落とす事例もあった。エレナとビタリーは1日も早く支援活動が再開できるよう準備を続けている。

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