ただし、シドニー、メルボルン、ブリスベーンの3大都市圏には有料の区間があり、その道路には「Toll」の表示がある。とはいえ、日本のような料金所はどこにも見当たらず、気づかずにいるといつのまにか有料区間に入っているということになる。
メルボルンのレンタカーの旅で有料の高速道路は通らなかったが、シドニーからブルーマウンテンズ国立公園へ現地ツアーで訪問した際に通った「M4」という高速道路は有料だった。
料金の支払いは、料金所の代わりとなる特定の地点でクルマのナンバーが撮影され、あらかじめ登録した口座から引き落とされる仕組みになっている。登録していないとクルマのナンバーから住所が特定され、請求書が届くということだ。
FREE WAYとHIGH WAY
事前に日本で購入したオーストラリアの道路地図を見ると、「M」が頭につく道路は、都市周辺の高速道路であることはわかるが、それ以外に「A」が頭についた道路が地方へと延びており、それには「HIGH WAY」の名前が付与されていた。
これも高速道路だと思って走り始めたが、実際に「M1」から「A1」に入ってみると、一般道路との交差点が出てくるし、街中に入ると信号もある。つまり、名前はHIGH WAYとなっているが、日本で言えば一般道路ということになる。
ただ、驚いたのが、M(=高速道路)の最高速度がおおむね時速100kmであるのに対し、一般道も市街地を除けば時速100kmとなっていることだ。高速道路も一般道も最高速度は同じという、日本ではなかなか想像しづらい状況になっているのである。
実際に走ってみると、一般道と言っても街を離れれば民家も店舗も一切なく、周囲にはどこまでも広がる牧場や森林があるだけで、時速100kmで走ってもまったく問題ない。ヨーロッパでは、高速道路の最高速度が時速120~130km、一般道が時速90km程度ということが多いので、その違いが新鮮だった。
ただし、オーストラリアでは州ごとに法律が異なるせいもあり、最高速度は地域によって異なっている。メルボルンのあるビクトリア州では、最高時速が100kmの高速道路しか走らなかったが、シドニー近郊ではニューサウスウェールズ州と州が変わるため、表示は時速110kmであった。
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