50年前、実際に発信「宇宙人向けメッセージ」の中身 パラボラアンテナから電波で発信、返事はきた?
メッセージの中身は、数字、地球生命に欠かせない元素の原子番号、人の形やDNAの二重らせん模様、太陽系の天体やアレシボ天文台のイラストです。これを「0」と「1」の組み合わせで作られたバイナリコードに変換し、さらに電波信号に変換してパラボラアンテナから撃ち出したのです。
M13は地球から約2万5000光年の距離にありますから、もしM13にこのメッセージを読み解ける高度な知性を持った生命体がいたとしても、受け取れるのはまだまだ先のこと。
即座に解読して返信してきたとしても、その信号が地球に戻ってくるまでにはさらに2万5000年かかります。
次なるメッセージも検討されている
アレシボメッセージへの返事はまだありませんが、次なるメッセージを送ることを検討している人たちがいます。
A Beacon in the Galaxy(BITG)と名づけられた信号を考えたのは、NASAジェット推進研究所のジョナサン・ジァンさんたちです。バイナリコードに変換して電波で送るのはアレシボメッセージと同じですが、その内容はより充実したものになっています。
もちろん、宇宙人に理解することが難しい内容は避けたほうがよいでしょう。BITGでは、例えば人間の文化や言語に関する情報は入れないことにしました。地球上の人間どうしですら、文化や言語が違う人と意思疎通をするのは難しいですから。
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