半身マヒの91歳男性「人生で最後の帰省」のリアル 「1泊だけ」受け入れてくれる特養を探して…

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

現在も、奥田さんは中野区の特養で元気に暮らしている。上山さんが面会すると、今も楽しそうに墓参りツアーの思い出を話すのだという。

「旅をしたい」思いにツアーナースは応えてくれる

年だから。病気があるから。もう遠出はできない。そう思い込む必要はない。ツアーナースはいつも全力で、「旅をしたい」という思いに応えてくれる。

上山さんは旅を振り返って次のように話してくれた。

「今回の旅はご実家のお墓参りが目的でした。奥田さんは北海道にも親戚があり、そこにも親しい人たちが眠っています。岐阜のお墓参りツアーの後、“次は北海道ツアーに行こう”と言ってくれたことがとても嬉しかった。私としても大冒険の旅でしたが、やってよかったと心から思っています」

ツアーナース・バナー
(連載一覧はこちら
末並 俊司 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

すえなみ・しゅんじ / Shunji Suenami

福岡県生まれ。93年日本大学芸術学部を卒業後、テレビ番組制作会社に所属。09年からライターとして活動開始。両親の自宅介護をキッカケに介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)修了。現在、『週刊ポスト』を中心として取材・執筆を行っている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事