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血糖値高めを放置し「足を切断した」男性の言い訳 糖尿病を甘く見てはいけない、これだけの理由

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  • 中村 明澄 向日葵クリニック院長 在宅医療専門医 緩和医療専門医 家庭医療専門医
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Aさんは、血糖値の高さを指摘されたにもかかわらず、生活を変えず血糖値が高い状態を放置していたため、気づいたときには、脳や足に取り返しのつかないダメージを負ってしまいました。

ただ、心筋梗塞や脳血管障害などで、命を落とす可能性もあったため、何とか一命をとりとめたのは、不幸中の幸いといえます。

しかし、これはAさんに限った話ではありません。実際、生活習慣病が進行する多くの例が、Aさんのように「自分は大丈夫」と過信し、習慣を改めようとせずに放置してしまった結果なのです。

では、Aさんはどうすればよかったのでしょうか。

まずは、健康診断で異常値が認められた時点で、生活習慣を改善する必要がありました。具体的には、禁煙をし、飲酒量を減らし、1日3食、規則正しく栄養バランスのよい食事を摂る。そして適度な運動も欠かせません。

Aさんも健診後の指導にきちんと従って、生活習慣を是正していれば、もう少し自身が思い描く人生を歩めていたかもしれません。

健診を後回しにしてしまう人

ところで、社員の健診は勤め先である会社組織の義務ですが、フリーランスや自営業、主婦などは自らの意思で健診を受けなければなりません。

そのため、健診を後回しにしてしまう人も見られます。

私が診ている患者さんのなかにも、長年にわたって健診を受けておらず、50歳で脳出血を起こし、初めて自分が高血圧だったことを知ったイラストレーターさんがいました。

脳出血の影響で半身まひとなったため、絵を描くことができなくなり、今は貯金を切り崩しながら生活をしています。「まさか自分がこんなことになるなんて」「なぜもっと早く健診を受けなかったのか」と、悔やんでも悔やみきれない様子でした。

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