入社してすぐ「静かに退職する」新人社員の特徴 最低限の仕事だけこなす部下は誰がつくるのか

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入社してすぐ戦力になる新入社員もいれば、すぐやる気をなくす新人もいる。その違いとは?(写真:buritora/PIXTA)
「優しく接していたら、成長できないと不安を持たれる」
「成長を願って厳しくしたら、パワハラと言われる」
ゆるくてもダメ、ブラックはもちろんダメな時代には、どのようなマネジメントが必要なのか。このたび、経営コンサルタントとして200社以上の経営者・マネジャーを支援した実績を持つ横山信弘氏が、部下を成長させつつ、良好な関係を保つ「ちょうどよいマネジメント」を解説した『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』を出版した。
本記事では、会社に属しながらも、まるで退職したかのように最低限の仕事をこなす働き方=「静かな退職(Quiet Quitting)」をしてしまう新入社員の特徴を紹介する。新入社員が主体性をもって働くために上司がやるべきことは何か。書籍の内容に沿って解説していきたい。

上司も先輩も「静かな退職」者?

若者に辞められると困るので、強く言えません: マネジャーの心の負担を減らす11のルール
『若者に辞められると困るので、強く言えません:マネジャーの心の負担を減らす11のルール』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

入社してすぐ戦力になる新入社員もいれば、すぐやる気をなくして「静かな退職」をする新人もいる。

「なんで、こうなるんだ!」

最も悔しいのは採用に関わった人事部のメンバーだろう。超売り手の新卒市場において、ようやく採用できた新入社員が「静かな退職」をしてしまうなんて。配属先では、どんな受け入れ方をしたのか? 強く残念がるに違いない。

そもそも「静かな退職」とは、どんな概念なのだろうか? 実のところアメリカのティックトッカーによって拡散された独特の概念だ。現在では世界中のZ世代で使われるようになった。

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