ゴルフの上達には「3つのつながり」が欠かせない訳 「全体的な調和」を意識することが大切だ

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③「腕のつながり」

ゴルフスイングの最終段階において、特に「腕のつながり」が重要になります。筋膜は腕と体幹を連携させ、スイングのパワーをボールに伝える役割を果たします。

腕と体幹の間の筋膜の「つながり」が強ければ強いほど、より一貫性のあるスイングと精度の高いショットが可能になります。この「つながり」は、効果的なパワー伝達と正確なコントロールを実現します。

腕のつながり
出所:『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』

以上、簡単ではありますが、『筋肉のつながり図鑑』の内容を抜粋しながらご紹介させていただきました。

全身の調和がより良いパフォーマンスへの道を開く

ゴルフのスイングは、単なる手や腕の動きだけではなく、全身を使った複雑な動作です。

書影
『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

「つながり」を理解し、特に「らせんのつながり」、「運動のつながり」、そして「腕のつながり」を強化することは、ゴルフのパフォーマンスを向上させる上で不可欠です。本記事では「つながり」というものがあるというイメージをまずは持っていただければ大丈夫です。

今回たびたび出てきた「つながり」という考え方は正解を押し付けるものではありません。

従来の解剖学というものでは腑に落ちなかった部分を補う「身体の捉え方」です。

以前よりも体の「全体的な調和」を意識する人が増えていると感じます。それはより根本的に、より本質的に身体を捉えようとする人が増えたからではないかなと思います。

この理解が、ゴルフを愛する人やスポーツをされる方にとって、より良いパフォーマンスへの道を開く一助となれば幸いです。

きまた りょう ストレッチトレーナー、米国 Dr Ida Rolf Institute 認定ロルファー

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きまた りょう / Ryo Kimata

アメリカ・コロラド州にあるDr Ida Rolf Instituteで731時間の解剖学、生理学、機能解剖学、実習のトレーニングを受講。加えて大手ストレッチ専門店での4年間の経験、その他約400時間以上のセミナー・ワークショップなどで技術と知識を深める。Instagram(@ryo_kimata)にて「筋肉のつながり」イラストを定期的に投稿しており、そのわかりやすさからセラピストやトレーナーを中心に支持を集めている。著書に『世界一わかりやすい 筋肉のつながり図鑑』がある。
 

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