(2)やりたいことが見つからないと勉強しないタイプ
このタイプの子どもたちは概算で2〜3割はいると推測しています。このタイプは、実は計り知れない潜在力を持っており、一旦自分がやりたいことに出会うと、猛烈なエネルギーをそこに注ぎ込むため、前者タイプの人がいくら頑張っても足元にも及ばないほどのレベルに到達することもあります。しかし、やりたいことに出会わなければ、いつまでも勉強にスイッチは入りませんし、宿題をやるなどもってのほかとなります。
親である自分と子どもが同じタイプだとは限らない
そして、前者タイプの親とこの後者タイプのお子さんという組み合わせの場合、子どものことがいつまでも理解できず、自分と同じタイプにさせようと親は“頑張り”ます。しかし、その努力は徒労に終わることが少なくありません。子どもは、やりたいことに出会ってからでないと学びのスイッチが入らないため、“とりあえず勉強しておく”ことができないのです。
では、このようなタイプの子に、前者タイプの親は何ができるでしょうか。ここからが具体的な対策になります。
次の2つのステップを踏んでいくと、このタイプの子は勉強にスイッチが入る可能性が高くなります。
馬場さんのお子さんの場合はすでに自分の好きな分野(鉄道)と出会っています。ですから、このステップを飛び越し、次のステップ2だけをやってください。
ステップ1だけで終わってしまうと、「学校の勉強は自分が好きな分野とまったく関係ない世界の話」となってしまいます。実際、ステップ1で終わっている子どもたちがたくさんいます。場合によっては親御さんも、子どもの好きなことをやらせることと、勉強することは別物だと考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、この2つを接続させることで、子どもの勉強に対する興味関心の視点が変わっていくのです。
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