「気遣い上手な人」ほど損をしている?
いい人や真面目な人ほど、心の無理・無駄が増えるものです。
「未来について安心したい」と願い、あれこれ手放さないでいることで、無理・無駄が自然に増えるからです。
それは、物質的な「もの」の話に限りません。
たとえば考え方や習慣、そして人間関係。
皮肉な話ではありますが、「自分は普通でいい」と思うほど、気を遣うことになり、自分への無駄な負荷がかさんでいくのです。
このように自分を守ろうとするあまり、未来を先回りして想像し、無意識に「~であるべき」「~でなければならない」という厄介なルールを作ることを「思い込み」と呼びます。
「思い込み」は、やがて「常識」となって私たちを縛ります。
「思い込みに従うなんて、明らかに無理・無駄」とわかっていても、やめられなくなることすらあります。


















