部下との1on1を「豊かな」時間にする3つの糸口 "心理的安全性"を脅かさないためにできること

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1on1トピック例の図
【図3】1on1のトピック例(画像:『マネジメントに役立つ 心理的安全性がよくわかる本』)

「1on1で有効な上記4つのトピックのうち、いつもの1on1で、どの象限のトピックを扱うことが多いですか?」

このような質問をすると、7割程度の管理職の方が、図3の左上にある「業務課題の改善」と答えます。

しかし、せっかくの1on1の場も、そればかりが続いてしまうと、形骸化してしまいます。それ以外の選択肢も持って臨むことができれば、偏りなく、状況に応じた関わり方ができるようになるでしょう。

そして1on1は週に1回、少なくとも隔週で1回の実施を推奨しています。時間は30分程度と比較的短い時間で行うことが継続のコツです。あまり長い時間だと、運用に乗りにくくなってしまうためです。

1on1ミーティングの進め方例
【図4】1on1の進め方例(画像:『マネジメントに役立つ 心理的安全性がよくわかる本』)

「GROWモデル」を使ってみよう

3.「GROWモデル」活用でメンバーの目標実現を支援しよう!

最後に、目標実現に活用できるフレームワーク 「GROWモデル」 をご紹介します。

GROWモデルとは
【図5】GROWモデル(画像:『マネジメントに役立つ 心理的安全性がよくわかる本』)

これは、Goal(目標)、Reality(現実)、Options(選択肢)、What/When/Who/Will(何を/いつ/誰が/実行の意思)の頭文字を並べたものです。

この順に質問を投げかけることで、部下の相談に的確に応えることが可能になります。参考としてチェックリストを紹介します。

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