店内のテーブルの小ささからも、ドリンクのみオーダーする人がメインターゲットなのがわかります。
そして驚いたのが、テイクアウトも多いこと。オーダーカウンターからは「モバイルオーダー◯番の方〜〜」という声が何度もあがり、若い女性がいかにスマホを使いこなしているかを知る機会にもなりました。かなりの人数が店内にとどまることなく、ドリンクをさっと受け取り颯爽と店外に消えて行きました。
ゴンチャの向こうに見えたブルーオーシャン
「ゴンチャだけ、何がそんなに特別なんだろう?」と疑問に思っていたのですが、考えると「スタバ」や「タリーズ」「ドトール」など、おいしいコーヒーが手頃な価格で飲めるコーヒーチェーンは乱立して、今や戦国時代なのに、紅茶だと「ゴンチャ」ぐらいしか思い浮かびません。
「紅茶専門店」というと、有閑マダムがヨーロピアンな店に集い、ウェッジウッドだのロイヤルコペンハーゲンだのリチャードジノリだのの、繊細なティーカップでいただくというのが、昭和からつづく定番です。コーヒーよりも紅茶が好きだとしても、ちょっとハードルが高すぎるし、お値段も高すぎます。
カジュアルに専門店のお茶が飲みたい層にとって支持されるのは最もなこと。現時点ではカジュアルなティースタンドは「ゴンチャ」が唯一無二と言っても過言ではないでしょう。
タピオカミルクティーの影に隠れてみえなかった、ブルーオーシャンが垣間見えた気がした朝でした。
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