地方都市の「ファスト風景化」勝手に憂う人の病理 車なしで暮らせる都会人の「一方的な郷愁」だ
地方都市が平成の間に「ファスト風景」化?
「ファスト風景」という言葉が話題らしい。
発端となったのは、ひとりのX(旧ツイッター)ユーザーによる投稿だ。
当該ユーザーを貶める意図は本稿にはないため、ここではポストそのものは紹介しないが、そのユーザーはロードサイドの写真を4枚添付しつつ、地方都市が平成の間に「ファスト風景」化したと指摘。「東京から遠い首都圏郊外」になっていることを嘆いている(ように筆者には見えた)。
共感が寄せられる一方で、この投稿には批判も多く寄せられている。
「実際そこで生活してない奴らが好き放題言ってんじゃねえっての」「地方都市がファスト風景化してる論見かけるたびに『地方都市はどんなに発展しても東京郊外の劣化版なんだから、いつまでも不便なままの『古き良き日本の風景を残しておいてくれよ、都会の人間のために』みたいな傲慢さが裏に見えてだいぶムカつく」「ファスト風景にならないところはほぼ限界集落なんよ。都会の便利さを田舎に持ち込んだらそりゃそうなりますがな」……などがその例だ。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら