「年収400万以下の夫」を選んだ妻が絶賛する理由 婚活で「高年収の男性」探した彼女が気づいた本質

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「結婚相談所で私から申し込んだのは10歳年上の会社員男性でした。でも、私がやっているセミナーを聴講した彼が、『あの部分がおかしい』とダメ出しばかりするんです。はり合いたかったのかもしれません。

寺コン(寺社主催の婚活パーティ)で付き合った年下男性もいましたが、彼はいわゆるマザコンでした。結婚後の名字について話し合ったら、お母さんの逆鱗に触れてしまったらしくて『自分が名字を変えることは絶対にありません』と言われて……」

「僕は次男なので名字を変えるのは大丈夫ですよ」

論文などで本名を世間に出して働く仕事なので、結婚後も名字を変えたくない晴香さん。ジェンダーの平等も信条だ。そのことを承知のうえでお見合いを申し込んでくれたのが裕二さんだった。

「最初から『僕は次男なので名字を変えるのは大丈夫ですよ』と言ってくれていました。お話しするのも楽しかったです」

ただし、2人はオンラインお見合いしてから半年ほども実際に顔を合わせることはなく、月2回程度、オンライン上でのやりとりだけ続けた。他の異性とお見合いをしても構わない「仮交際」という形だ。晴香さんがアメリカに長期出張していたのが理由だが、この「オンラインお友達期間」で裕二さんへの信頼と親しみが深まったと晴香さんは語る。

「私は性急な展開が苦手で、お見合いをして真剣交際に進んだ相手でもすぐには自宅に招きたくありません。裕二さんとはクリスマスにジンジャーブレッドハウスをそれぞれ作って写真を送り合ったりして、超楽しかったです!」

ジンジャークッキーで作ったお菓子の家のことだ。欧米では一般的な慣習らしいが、リアルで会ったこともない女性の希望に合わせて自分も作る日本人男性は珍しい。

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