日本語わからない外国人「JAL機」で感じた恐怖 家族旅行で日本に訪れていた中、事故にあった
「それから飛行機が揺れ始め、強い乱気流のようになりました。同時に機内はとても暑くなり、すべての照明が消え、真っ暗になりました。非常灯さえも光らなかった。火の明かりだけでした」
彼は、鳥が飛行機にぶつかったのだろうと思ったが、何が起こったのかはわからないと言った。滑走路で車輪が跳ねるのを感じたという。飛行機はすぐに止まったと彼は言った。
「喉に針が刺さったような感じ」
「みんなが日本語で叫び始めました。私は何も理解できませんでした」とアントンは話す。それでも「思ったより騒ぎは少なかったです。乗客は落ち着いていました。もちろん、みんな心配して怖がっていました」。
アントンによると、海保機との衝突が起きたのは、彼が座っていたちょうどその位置、翼の後ろのエンジンのそばだったと後で知ったそうだ。
「他の航空機と衝突したとは知りませんでした」とアントンは言った。
乗客は外に煙が見えたというが、「その後、煙が機内に忍び込んで来ました。焦げたような、化学薬品のような臭いがしました」。
彼はパーカーで鼻と口を保護したという。
「喉に針が刺さったような感じがしました」と彼は振り返る。
この時点で、ジョナス・デイベは子供たちのそばの空席に移動していた。客室乗務員は懐中電灯を持って機内を歩いていた、とアントンは言う。