正念場のゴルフ場経営、拡大戦略貫くアコーディア、PGMはコスト削減を優先

正念場のゴルフ場経営、拡大戦略貫くアコーディア、PGMはコスト削減を優先

東日本大震災が襲った3月11日、アコーディア・ゴルフではちょうど今期の予算会議の真っ最中だった。審議中の予算数値をいったん壊し、「緊急予算」として急きょ組み直したという。第1四半期に入っていたPGMホールディングスは、今12月期業績予想の下方修正を余儀なくされた。ゴルフ場運営会社にとって大震災の影響は、一時的とはいえ決して小さくはない。

6月に入り、一部のゴルフ場を残して平時の運営に戻りつつあるが、自粛によるゴルフコンペの激減と、ビジター(非会員のゴルフ場来場者)の減少は痛い。これらの要因がさらなる「客単価」下落(下図)に及ぼす影響が懸念されるためだ。

年平均客単価にはプレーフィーのほか用品販売や飲食などが含まれ、ゴルフ場運営の収益を見るうえでのメルクマールだ。ゴルフ場数が横ばいとなる中でゴルフ人口の減少が進み、客単価は構造的な低下傾向を示しており、両社の収益を減速させている。前期には両社とも客単価が1万円割れに突っ込んだ。今期は震災要因も加わり、下方圧力がさらに強まりそうだ。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ポストコロナ時代の人づくり最前線
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 高城幸司の会社の歩き方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT