この1年で「売れた・売れなくなった商品」ランキング…物価高が止まらない中でも伸びている商品の"正体"

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(写真:ブルームバーグ)

コメを筆頭に物価高が続く中、消費動向をみても価格上昇による支出増がうかがえる。一方で、物価高の局面でも販売数量を伸ばす商品は存在する。

全国のスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど約6000店舗の販売動向を追う「インテージSRI+」を用い、2025年の1年間のデータを分析。販売金額を前年比で並べたランキングを作成した。

「売り上げが伸びた」商品トップ30の顔ぶれ

1位のコメは前年比154%と大きく販売金額を伸ばした。前年に続いて増加したことでコロナ前の19年との比較では187%と2倍近くまで伸長している。農林水産省によると25年12月にコメの店頭価格が最高値を更新しており、一部では買い控えの動きもみられることから、価格上昇が販売金額を押し上げたとうかがえる。

25年にコメ以外で高騰が目立ったのが、コーヒーとカカオを原材料とする商品だ。4位のインスタントコーヒー、5位のレギュラーコーヒー、6位のココアは価格上昇で販売金額が伸びたものの、販売数量は前年割れとなった。

ただし、計量不要でお湯を注いでさっと準備できるスティックタイプのインスタントコーヒー、高品質を訴求する豆タイプのレギュラーコーヒー、整腸効果を訴求するココアは販売数量も前年を上回っており、高価格・高付加価値商品として需要が底堅いようだ。

そのほか飲料で上位にランクインした7位のトマトジュースも、25年の価格はほぼ横ばいで推移したにもかかわらず販売金額が増加していた。高リコピンといった健康効果が注目されただけではなく、調理の材料としても活用されたと考えられる。天候不順などの影響で生鮮トマトの価格が上昇するなか、トマトジュースの価格が安定して推移したことも需要を増やす要因となった。

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