「何が"いじめ撲滅"だよ」「誤情報を流したデスドルのほうが悪質」 《中高生の暴行動画》"誤情報"に踊らされた人々の罪

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デスドルノート
「いじめ撲滅委員会」を結成し、各地の中高生の“暴行動画”を投稿している暴露系インフルエンサー「デスドルノート」(写真:Xアカウント@DEATHDOL_NOTEより)

中高生の“暴力動画”がSNSに投稿され、ネットで拡散する問題が相次いで起こっている。

きっかけとなったのは、2025年12月に栃木県の県立高校の校内で生徒が他の生徒を暴行している動画がSNS上にアップされ、拡散、炎上した事案だ。

それに触発されたのか、島根県の私立高校で生徒が教師に反抗して暴れる動画、福井県立高校や熊本県の町立中学校、大分県の市立中学校での生徒による暴行動画など、多数の動画がSNSにアップされ、拡散するに至っている。

「いじめ撲滅委員会」が過熱

今回の件で注目を浴びているのが、「DEATHDOL NOTE(デスドルノート。以下、デスドル)」という暴露系アカウントの存在だ。本アカウントは、これまでは芸能人のスキャンダルを中心に暴露が行われていた。

一連の騒動のきっかけとなった栃木県立高校の動画は、本アカウントに動画がアップされたことで火がつき、炎上状態へと至った。

なお、デスドルは「いじめ撲滅委員会」と称して、当該動画のアップと並行して、いじめに関する情報提供を呼びかけていた。

SNSでの告発によって、これまで隠されていたいじめの存在が白日の下にさらされるという現象が起きている一方で、それに対する弊害も顕在化している状況だ。

中高生のいじめや暴力行為をネット上にさらすこと、さらにそれに触発されてSNS等で「加害者」を叩くことは、問題の解決にならないどころか、新たな問題を引き起こしてしまう。

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