50代で「若々しい人」と「いきなり老ける人」の差 仕事繋がりの同じ人とばかり話していませんか

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これはあると思います。自宅近所の同世代というのは、家族構成が似ていたり同じころにマイホームを購入していたりします。子どもがいれば同じ小学校を卒業していたり共通点が多いのです。

でも女性は奥さん同士の会話やネットワークができたりしますが、男性は近所に住んでいてもほとんど付き合いがありません。

違う会社、職種の人のほうがざっくばらんになれる

しかも仕事もまちまちですから、いろいろ話してみると「へえー!?」と驚くようなことがいろいろ出てきます。趣味が同じだったり、ときには大学が同じだったりするとたちまち仲良くなります。

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そういうときはむしろ、違う会社、違う職種同士のほうがざっくばらんな話ができます。近所とわかればつぎの約束もしやすいし、趣味が同じとわかれば「こんど一緒に釣りにいきましょうか」となります。

そういう友人ができると、定年後も気楽な付き合いができます。何かやってみたいことができれば声を掛けて一緒に楽しむこともできるでしょう。

ただし注意したいこともあります。

近所の付き合いというのは、あまり近づきすぎると遠慮がなくなって負担に感じることもあるからです。言うまでもないことですが、話してみて自分が楽しいと感じる人、共感できることの多い人と付き合えばいいのであって、近所だからという理由で仲良くしなければいけないということではありません。

和田 秀樹 精神科医

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わだ ひでき / Hideki Wada

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科医師を経て、現在は和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『60歳からはやりたい放題』(扶桑社新書)、『老いたら好きに生きる』(毎日新聞出版)など著書多数。

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