50代で「若々しい人」と「いきなり老ける人」の差 仕事繋がりの同じ人とばかり話していませんか
あるいはどんな派閥やグループにも属さない人たちです。「同じチームだから」「リーダーの言うことだから」といった理由で同意したり支持するのでなく、所属に関係なく自分が納得できる意見や主張には同意します。対立するグループであっても納得すればその意見を支持します。
そういう人間は「お前はどっちの味方なんだ」と仲間に反発されますが、「いいものはいい」「悪いものは悪い」という明快な基準で判断しますから動じません。いわゆる属人ではなく、属事、「誰が言ったか」より「何を言ったか」で判断しますからブレないのです。
つまりここでいうアウトサイダーとは、しっかりした自分の物差しを持っている人ということになります。リーダーや身内の意見に振り回されるのでなく、あくまで自分の判断で行動する人です。
アウトサイダーと付き合うべき理由
なぜわたしが、そういう人たちと付き合おうと勧めるのか説明します。
定年後はもう、自分の興味や楽しみ、あるいはやってみたいと思うことだけに突き進んでいいからです。周囲に合わせる必要はないし、嫌いな人間と付き合う必要もありません。
ところが現役時代に、周囲の意見に合わせる習慣が身についてしまうと、定年を迎えても何となく周りの評判とか序列にこだわってしまいます。「この人はみんなの評判もいいしリーダー役だから付き合ったほうが得だろう」といったような感覚です。
反対に周囲があまり関わろうとしない人、ちょっと個性の強い人やクセのある人は避けてしまいます。「たぶん、いままでにいろいろあったんだろうな」と想像するからです。
でもその人を「面白そうだな」とか「個性的だな」と感じたらつき合ってみればいいし、話が合って「一緒にやってみるか」となったらやってみればいいのです。そういう自分にとって刺激的な人や意欲を掻き立ててくれるような人こそ、どんどん新しい世界を拓いてくれる可能性があるからです。
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