ChatGPTで「問題解決力」を伸ばせる子の使い方 使うか、使わないかより先に進んだ議論

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中西部の私立K-12学校の学校長ジョニー・アレンは、「生徒に自分の作文の説明をするよう求めることで、生徒が自分で作ったかどうかを判断することができる」と語る。

彼女が言うには、生徒が調べ、精通しているトピックについて話すことは、AIに課題を完成させることとはまったく違う。教師はその違いをすぐに見分けることができるとしている。

AIが書いたか検出するアプリも登場

AIをめぐる倫理的問題への対処は、新しい技術も生み出している。学生がChatGPTを使って論文を書く行為が増える中、プリンストン大学の学生はAIを使って書かれた小論文かどうかを判定するアプリを開発した。
コンピューターサイエンスの学生エドゥアルド・ティアンが開発したアプリ「GPTZero」は、複雑さやランダム性といった要素を強調することでコピーを検出する仕組みだ。

このアプリの需要は非常に高く、公開当初はウェブサイトがクラッシュするほどだった。現時点で120万人がダウンロードしており、すでにシードラウンドで350万ドルを調達している。

冒頭の予測でも多くの仕事がAIに置き換えられると紹介したが、オンライン教育プラットフォームのedXも800人の経営幹部と従業員を対象とした調査を行っており、2025年には今日の労働力におけるほぼ半分のスキルは価値がなくなると見ている。だが、47%はこうした状況に備えられていない、と答えている。

スキルの置き換えが急ピッチで進むと見られる中、教育者たちは学生にこうした未来に備えさせる必要性に迫られている。学生たちは批判的思考や問題解決能力を維持しながら、生成AIをうまく活用するためのスキルや知識を蓄積していかなくてはならない。

アイネズ・モーバネ・ジョーンズ ライター/編集者(在シアトル)

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Inez Maubane Jones

アメリカ・ワシントン州シアトル在住。子ども向けの書籍「The Content」シリーズを手掛ける傍ら、自身のブログにて教育トレンドや子育て、社会問題などについて執筆している。

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