71歳で吉本芸人になった「おばあちゃん」の5年後 路上でチケットさばいていたら周りが大慌て

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――若者の言葉は難しいですよね(笑)。

あと、吉本って上下関係が厳しくて、後輩が先輩の弁当やジュースを買ってくるとか、ありますよね。この間、芸人たちが私の前で話していましたよ。「お前、おばあちゃんは後輩なんだから酒やタバコを買ってこい、って言えるよな?」「い、言えません!」って(笑)。

今の子たちは本当に優しい

――年齢のギャップを生かしてうまく溶け込んでいるんですね。でも、特に40代、50代の中には、今の「Z世代」と呼ばれる若い部下とどう接したらいいかわからない、と悩んでいる人は多いんです。何かコツはありますか?

いや~、あまり意識したことはないのですが……わからないことは素直に聞く、ということですね。これでも芸歴5年目の若手芸人で、私にとっては皆さん“先輩”ですから。

おばあちゃん
楽屋で若手芸人とくつろぐおばあちゃん(写真:吉本興業提供)

吉本に入るまではガラケーでしたから、吉本のスタッフの方にスマートフォンの使い方を教えてもらいました。「ここでパスワードを打って……」「なんでパスワードを打つんですか?」って、1時間くらい(笑)。あと、YouTubeっていうんですか? あれも見方がわからないので、マネジャーに私でも観られるように送ってもらったり。

――そうやって素直に人を頼れるって、できそうでできないことです。

私、プライドありませんから。とにかく芸歴も下だし、ライブでもすぐトチっちゃうから、若い子たちにみんな助けてもらっています。本当に今の子たちは優しいですよ。

堀尾 大悟 ライター

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ほりお だいご / Daigo Horio

慶応大学卒。埼玉県庁、民間企業を経て2020年より会社員兼業ライターとして活動を開始。2023年に独立。「マネー現代」「NewsPicks」「新・公民連携最前線」などで執筆。ブックライターとしても活動。

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