「1浪でミス東大」グラビア挑戦した彼女の原点 全力で挑戦を続ける、神谷明采さんに話を聞く

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「泣きそうな顔で『慶應のお金振り込みにいくから早く起きて!』って言われて、『何を言ってるんだろう……。ひょっとして、落ちたのかな』と思いました。でも、自分で合格発表を見たら受かっていたんです。どうやら母親は違う番号を見て落ちたと勘違いしていたみたいで……(笑)。それからやった!やった! と一人でリビングを駆け回りました」

後から得点開示を見たところ、合格最低点からわずか5点プラスというギリギリの合格だった神谷さん。油断せず、ミスをしても合格できるように取り組んだこの1年の結果が、最後の最後でボーダーライン上の戦いを制することにつながったのでしょう。

大学に入学したが、コロナが蔓延

東大に入学してからの神谷さんは、応援部のチアリーダーズに入りました。入る前から振り付けをマスターするくらいの力の入れようだったそうですが、残念ながらこの年に新型コロナウイルスが蔓延し、課外活動ができなくなります。

浪人して念願の大学に入り、やりたかったことができる!と思った矢先の出来事。普通の人なら打ちひしがれるところですが、神谷さんは違いました。

なんと、この不運を前向きに捉えて、「ミス東大コンテスト2020」に出場し、グランプリを受賞したのです。そしてそのミスコン優勝から彼女は、翌年に出場した「MISS OF MISS CAMPUS QUEEN CONTEST 2021」グランプリも受賞し、古舘プロジェクトに所属してテレビ・雑誌などで活躍しています。

ミス東大 神谷明采 濱井正吾 浪人
ミス東大に輝いた神谷さん(写真:神谷さん提供)

2023年に入ってからは自身のYouTube『神谷明采の「あさちゃんねる」』もはじめ、精力的に発信活動を続ける中で、勉強も真剣に取り組み、秋には東大大学院にも合格して進学が決まりました。

今、彼女がさまざまな分野でめざましい活躍ができているのも、浪人があったからだと話してくれます。

「応援部は高校の部活と同じくらいきびしい環境なので、通常ならほかのことをやる時間が取れなかったと思います。部活とミスコンを両立できたのは、コロナの時期だったからでした。

この時期に大学に入っていなければ、ミスコンで優勝して今のような活動もできていなかったし、大学院にも進めませんでした。浪人したから今があると思っています

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