フリーコンサルで依頼が続く人・続かない人の差 クライアントの信頼を損なわない「働き方」とは

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至極当たり前のことと思われるでしょうが、すべてのフリーコンサルタントができているかというと、そうではありません。自分のタスクや役割への理解が足りないまま、業務を進めてしまう人が多いからです。

例えば、「1〜2日で、最近の自動車業界についてトレンド調査をしてほしい」と依頼されたときに、ただ「わかりました」と引き受けて、自分なりの理解・やり方で進めてしまうと、役に立たない成果物しか出せません。

「その目的は何か」「国内のトレンドでよいのか」「期間内にどの程度まで掘り下げればよいか」など、まずは認識のすり合わせをしなければ、相手の期待には応えられないでしょう。

上記はかなり分かりやすい例ですが、どんな仕事においても、チーム内、もしくはエンドクライアントと常にコミュニケーションをとって、その都度、合意を得ながら業務を進めていくことが求められます。

このような仕事の進め方は、フリーコンサルタントに限ったことではないでしょう。ただし、独立した途端に、言われたことを右から左へ流すような仕事の仕方をするようになる人がいるのも事実です。

フリーコンサルタントのなかには「自社の事業がメインであり、コンサルティング業はあくまでサブ」という考えの方も多くいるので、その気持ちもわからなくはありません。

しかしながら、フリーランスだろうがファームに所属していようが、クライアントがコンサルタントに期待することは変わりません。常に、期待される成果を出すことを意識して能動的に考え、動くことを意識してほしいです。

フリーランスにも「報連相」は重要

さらにチームで仕事を進めるうえで、意識して欲しいのが「情報共有」です。「報連相」と言い換えてもいいでしょう。

コンサルティング業務は基本的にチームで行うことが多いですが、フリーコンサルタントは意識していないと孤立しがちです。

担当業務を1人黙々とこなすだけでは、チームメンバーには「今、何を、どのくらい進めているのか」が伝わらず、ブラックボックス化してしまいます。すると、実際には問題なく業務を進めていたとしても、それは伝わらないばかりか、「任せていて大丈夫だろうか」と、不安や心配を増長させることになります。

初めて仕事をするクライアントであれば、あなたは「正体不明の誰か」でしかないのですから、なおさらです。

さらに、何かトラブルが発生したとき、あるいは発生しかけたときには、対処が遅れてチーム全体の業務を遅延させたり、質を低下させたりするリスクがあります。

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