平気で「飲むお酢」を買う人の超ヤバい深刻盲点 「これで本当に健康飲料なのか…」驚きの裏側

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日本人は古来、経験的に「お酢の健康増進効果」を知り、上手に食文化に取り入れてきました。

たとえば、アサリやシジミ汁に少量の酢を加えると、貝殻のカルシウムやマグネシウムが溶け出してミネラルの吸収率が上がる、魚を煮るときに酢を加えると、骨まで食べられるなど。

お酢には酢酸の作用でカルシウムを溶かしたり、骨を柔らかくする作用があるのです。

また、お酢には唾液の分泌の促進や食欲を増進させる作用があるし、菌の繁殖を抑える力も強力です。

献立を考えるときは、ぜひ積極的に、健康効果を期待できる「お酢を使った一品」を加えていただきたいと思います。

私が開発した新作『安部ごはん2』でも「超幸せオーラ全開! サーモンの手まり寿司」など、お酢を使った料理をたくさん紹介しています。

『安部ごはん2』で紹介している、安部氏が開発した「魔法の調味料」で簡単につくれる「超幸せオーラ全開! サーモンの手まり寿司」は年末年始にピッタリの逸品(撮影:佳川奈央)

お酢は野菜や魚介類と相性がよく、お酢を使った料理は自然とヘルシーな一品になります。

ぜひ献立に「おいしいお酢」を取り入れていただきたいと思います。

次回は「"外食・惣菜"に使われる"安いお酢"の裏側」について述べたいと思います。

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*この記事の1回目:平気で「安い酢」を買う人が知らない超残念な真実

*この記事の2回目:日本人が知らない「激安のお酢」の超残念な真実

*この記事の4回目:日本人が知らない「"外食・惣菜"の安い酢」の裏側

安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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