年700杯ラーメン通が推す「地方の名店の絶品4品」 わざわざ食べに行きたい長野県上田市の名店を紹介
麺もまた、スープに負けずとも劣らないクオリティを誇る。麺肌は、高品質なシルクのように滑らか。喉元へと抵抗なく吸い寄せられる軽やかなすすり心地も、食べ手に鮮烈な好印象を刻み込む。
信州はもちろん、現存する全国の塩ラーメンの中でも五指に入る「塩淡麗の最高傑作」だと断言できる。
知名度が上昇するにつれ、足を運ぶお客さんの数は増える一方。発券システム(受付時間から整理番号を配布)を導入するほどの人気ぶりを誇る同店だが、万難を排して足を運んでもらいたい。
理屈ではなく、身体が欲するこの一杯。一度は口にしておかなければ、人生における致命的な損失となるだろう。
住所:長野県上田市神畑254-1
営業:11:00〜14:00(受付9:30)、18:00〜20:00(受付17:00)
月曜、第2第4火曜定休
https://twitter.com/mendou_chidori
上田ラーメンシーンの未来を担う若手が独立
名店② フルボディのような塩そば「麺道 金獅子」
続いて紹介するのは、2023年7月18日に開業した「麺道 金獅子」。
同店を切り盛りする店主・成田氏は、千鶏の大海氏と同じく、「麺道 麒麟児」でラーメンのノウハウを2年半かけて会得し、今般、待望の独立を果たした若手職人だ。上田ラーメンシーンの未来を担う逸材である。
現在、金獅子が提供するメニューは、スープが白濁するまで鶏を炊き上げて作る「鶏そば」「紅鶏そば」と、スープが透き通った「熟成醤油」「塩そば」の4種類。