しかし、やはり何かをしたいという“思い”を持つことが圧倒的に大事です。フロドは小人で統率力があるわけではありませんが目的を達成します。皆が助けてくれたからです。
歴史を振り返っても、リーダーと呼べるような立派な人はほとんどいません。うまくいった国というのは「ロード・オブ・ザ・リング」と同じで、ポートフォリオが良かったんです。ただ、フロドには「指輪を滅ぼしたい」という強い気持ちがありました。だから周囲は彼の足りない所を補ってくれたし、彼はリーダーになることができたんです。
リーダーの条件は、“思い”に尽きます。「何かを変えたい」という気持ちがなければ、旅の仲間は集まってこないし旅を続けることはできません。
(撮影:尾形 文繁)
1948年三重県美杉村生まれ。京都大学法学部(専攻:憲法)を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に東奔西走する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2005年より東京大学総長室アドバイザー(非常勤。07年まで)を勤め、06年にネットライフ企画株式会社設立、代表取締役就任。07年より早稲田大学大学院講師(非常勤。08年まで)。08年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社に社名を変更、同社代表取締役社長に就任。10年より慶應義塾大学講師(非常勤)。
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