「初デートは1000円でもいいから男性がごちそうしてあげると女性は喜び、2回目のデートにつながりやすいです。2回目からは話し合って割り勘でもいいんですよ。喫茶店にこだわらず食事でも構いません」と説明すると、次から食事として、ショッピングモールのフードコートを指定していました。
ある時は、女性からもつ鍋屋を希望されたそうで、「1回目のデートで、お金がかかるもつ鍋を希望するなんて非常識ですよね」とまた怒る。さらに、女性がビールを注文したとのことで、「他人のお金でビール飲む女性ってどうなんですか? しかも2杯も飲んだんですよ」と、また憤慨しています。
「女性を喜ばせよう」と思えないワケ
これまで長く婚活を続けてきて、散々お金も使ったでしょう。精神的にもつらかったと思います。そのため女性を「喜ばせよう」という気持ちになれない。しかし、この調子では結婚は無理です。何度もフラれては、そのたびに何がいけなかったのか細かく説明しました。
俊夫さんのすごいところはここで足を止めなかったことです。多くの男性はフラれ続けると、「こんなに頑張ったのにもうダメだ」と諦めるか、「世の中の女はみんなおかしい」と人のせいにして婚活を辞めてしまいます。
俊夫さんは足を止めなかったどころか、私の言うことを素直に聞いて、2〜3年かけて少しずつではありますが、コミュニケーション力を上げていきました。
だんだん女性に対して気配りができるようになり、次のデートを決めるときは、「僕の休みはこれです」とシフト表を見せて、相手のシフト表とすり合わせたり、「僕は君のこんなところが好き」「結婚したらこんなふうに暮らそう」と伝えたり。いわゆるイケメンでもなかなかできないことができるようになりました。
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