結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、2022年1月に放送された『ザ・ノンフィクション』で注目された資産家男性・長谷川さんのその後の婚活レポート後編をお届けします。
コミュ力不足の原因
東京近郊にマンション数棟、貸店舗など広大な土地を持つ大地主の跡取り息子で40代半ばの資産家男性・長谷川さん(仮名)。他の結婚相談所で5年以上婚活を続けてきましたが、その道のりは険しいものでした。
2022年1月に放送された『ザ・ノンフィクション』では、真剣交際に進んだミナミさんから別れを告げられました。その後も婚活を続けましたが、デートした30代前半のさやかさん(仮名)からは、「この先お付き合いを続けていけるか不安を感じた」と言われてしまいました。
不安にさせた言葉は3つありました。まず貯金額を聞かれたそうです。さやかさんが正直に答えると、「少ないね。30代なら300万円くらいないとね」と批判的なことを言われたそうです。
2つ目は「私のどこがいいと思ったんですか」と質問したところ、気に入ったところではなく「体型がちょっとね⋯⋯」と、逆に気に入らない点を指摘されたとのこと。さやかさんは少しぽっちゃりしているところを気にしていました。
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