婚活歴10年の男性が「運命の女性」に出会うまで 「初対面でパフェを奢らされた」と怒ったことも

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俊夫さんは年収が高いわけではないので、お見合いを組むだけでも苦労しましたが、私のアドバイスのもとでマッチングすると、少しずつ決まり出しました。ところが、いざお見合いに行くと俊夫さんのほうからお断りすることが続きました。

俊夫さんは「あの女性はやる気がないです。失礼だ」と言う。よくよく聞いてみると、お見合いは女性が自発的にあれこれ話してくれるものだと思い込んでいるんですね。

しかし、接待ではありませんからそんなわけはありません。「その女性は会話のリードをあなたに委ねたんだと思いますよ」と説明するところからのスタートです。これを理解してもらうのに、半年ほどかかりました。

「初デートはお茶だけ」

お見合いがうまく行って交際に入っても次に会う約束をきちんとできない。次の電話まで2週間、3週間経ってしまい、会わないまま終わることもありました。

初デートは「どこに行きましょうか? 何か食べたいものありますか? 時間はどれくらいありますか?」など、互いに話し合って決めるものですが、俊夫さんはなぜか「初デートはお茶だけ」という固定観念に縛られていました。初デートは食事でも映画でもよいのですが、彼は自分のルールとしてお茶だけと決めていたようです。

喫茶店でデートをした俊夫さんはコーヒーを注文。女性はフルーツパフェを注文。あとで「1000円もするパフェを奢らされた。図々しい」と怒っていました。「奢るなんて不公平だ」と言う。

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