まゆ様、せっかく玉の輿に乗ったのですから、貴女の金銭感覚を少し訂正しましょう。10万円の普段着など、持っている人には大したものではありません。しかも外出着用としてたんすの肥しにして、数回しか着て貰えず、流行遅れで捨てられるより、服もずっと幸せです。
おカネがあっても時間や健康、その他の理由で、優雅にランチがしたくてもできない人もいっぱいいます。優雅なランチ、素晴らしいではありませんか。貴女や私のような人間ばかりなら、倒産するブティックやレストランが続出します。
ご両親は貴女の「あんたら仕事をしろよ」の視線も感じておられるかもしれませんが、「貧乏くさい」とうっとうしがられることもないのですね。貴女がおっしゃる通りお孫さんも可愛がってくださり、本当に良い人たちですね。貴女も貴女の財布の範囲内で、生活を豊かに楽しむお手本になる人たちですね。
優雅な暮らしと勤勉・努力は両立する
私は10億を相続した人が、それとは別に、真面目に以前からのサラリーマンで頑張っている人を知っています。同じく大金を相続したひとりは、「彼は本当にお金持ちの子なの?」と第三者から何度も聞かれるほど、生活も付き合いも地味で、研究生活に没頭しています。財閥系の出身者で研究者や篤志家になった人も数知れませんしね。
そうそう、最近ロンドン行きの飛行機に、俳優の本木雅弘さん(もっくん)と乗り合わせた人から聞きました。彼はビジネスクラスに乗り、妻子はエコノミーだったそうです。(会社の仕事に妻子を連れて行かれたのかもしれませんが)彼らの教育観が想像できますね。富める親が優雅に過ごすことと、子どもを分相応に贅沢させなかったり努力することを学ばせることは、矛盾しないようです。すべて親の姿勢と教育次第です。優しい義理のご両親の孫で貴女の子ですから、大丈夫だと思います。
まゆ様、それよりせっかくの玉の輿です。少しだけ貴女用に乗り心地良く輿を改良して、その乗り心地を満喫しましょう。それも貴女の甲斐性です。
この調子でいけば、数十年後にはまゆ様も、相当おカネが貯まっているかもしれませんね。豊かに使うことを知らずに終わったり、相続争いのタネにすることがないようにね。
私は最近、ある養老院へよくお見舞いに行くのですが、菅原文太さんがそこと、そこの姉妹養老院に各1億円を寄付しておられました。おカネがあるということは、善行もいっぱい出来る可能性を持つということですね。
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