真木よう子、喧嘩別れした仲代達矢に「謝りたい」 10代で無名塾を入団と退団、その経緯とは

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樋口:僕は、真木さんがこれだけ活躍されていることが恩返しになっているんじゃないかと思います。仲代さんもスクリーンやテレビできっとご覧になられているでしょうから。今日、お話しして、真木よう子さんは本当に“真木よう子”なんだって思いました。これからも、真木よう子道を爆進してください。ありがとうございました!

真木:アハハ(笑)。ありがとうございました。

対談を終えて

“真木よう子は真木よう子だった──”。

おまえは何を言っているのだと訝しがられるだろうが、本当にそうなのだから仕方ない。強い意志を宿した瞳。世に出る前から獲得していた唯一無二の自分。言葉の端々に感じる気骨な男前。パブリック・イメージまんま。真木よう子is真木よう子。カッコよすぎるでしょ!

短い時間でもこれだけのパワーを感じるのだから、大きなスクリーンで「真木よう子」を浴びたらどうなることか(はい、もちろん散々浴びてきたおかげでこんな考えに至りました)。みんなで「真木よう子」を体感しにいきましょう。あ~、お会いしてよかった。ますます惚れました、よう子姐! (樋口毅宏)

(写真:椙本裕子)
● 真木よう子(まき・ようこ)
1982年生まれ、千葉県出身。『ベロニカは死ぬことにした』(06)で映画初主演。続く『ゆれる』(06)で山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞する。2013年度の日本アカデミー賞では、『さよなら渓谷』(13)で最優秀主演女優賞、『そして父になる』(13)で最優秀助演女優賞のダブル受賞を果たす。近年の主な出演作は、『海よりもまだ深く』(16)、『孤狼の血』『焼肉ドラゴン』(18)、『ある男』(22)、『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(23)など。 
(写真:椙本裕子)
● 樋口毅宏(ひぐち・たけひろ) 
1971年、東京都豊島区雑司が谷生まれ。出版社勤務の後、2009年『さらば雑司ケ谷』で作家デビュー。11年『民宿雪国』で第24回山本周五郎賞候補および第2回山田風太郎賞候補、12年『テロルのすべて』で第14回大藪春彦賞候補に。著書に『日本のセックス』『二十五の瞳』『愛される資格』『東京パパ友ラブストーリー』『大江千里と渡辺美里って結婚するんだとばかり思ってた』など。妻は弁護士でタレントの三輪記子さん。最新刊『無法の世界』(KADOKAWA)が好評発売中。カバーイラストは江口寿史さん。 
SNS/公式X(旧Twitter) 
©︎2023映画『アンダーカレント』製作委員会
『アンダーカレント』 
銭湯の女主人・かなえ(真木よう子)は、夫・悟(永山瑛太)が突然失踪し途方に暮れる。なんとか銭湯を再開すると、堀(井浦新)と名乗る謎の男が「働きたい」とやってきて、住み込みで働くことになり、二人の不思議な共同生活が始まる。一方、友人・菅野(江口のりこ)に紹介された胡散臭い探偵・山崎(リリー・フランキー)と悟の行方を探すことになったかなえは、夫の知られざる事実を次々と知ることに。悟、堀、そして、かなえ自身も心の底に沈めていた想いが、徐々に浮かび上がってくる……。 
監督/今泉力哉、音楽/細野晴臣、脚本/澤井香織、原作/豊田徹也「アンダーカレント」(講談社「アフタヌーンKC」刊) 
出演/真木よう子、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこ、中村久美、康すおん、内田理央 
配給:KADOKAWA 
10月6日より全国公開 
HP/映画『アンダーカレント』公式サイト  
© 豊田徹也/講談社 ©2023「アンダーカレント」製作委員会 
■ お問合せ 
AKANE UTSUNOMIYA 03-3410-3599 
晴海 ショールーム 03-6433-5395 
ニューロンドン 03-5603-6933 

取材/樋口毅宏 文/井上真規子 写真/椙本裕子 スタイリング/藤井希恵(THYMON Inc.) ヘアメイク/石川 美幸(B.I.G.S.) 編集/森本 泉(LEON.JP)

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