2024年に始まる新NISA「円安時のベストな選択」 家計再生コンサルタントが勧める「賢い買い方」
「積立」とは、商品(ここでは投資信託)を一度にたくさん買うのではなく、毎月決まった日に、決まった金額分ずつ買っていくことです。
積立で投資信託を買うと、
・ 月々1000円(証券会社によっては、100円や500円のことも)から買えるため、まとまった資金など必要なく、誰でもすぐに投資を始めることができる
・ 商品を買うタイミングを見計らったり、自分の買値と市場の動きを比べて一喜一憂したりすることがなく、ラクに投資を続けることができる
といったメリットがあります。
日本証券業協会の調査によると、残念ながら、「長期・分散・積立」の3つが投資のリスクを減らすのに有効だということを知っている人は、わずか14・8%だったそうです。(「2021年度証券投資に関する全国調査(個人調査)」より)
「積立+海外ETF」で、最大限のリターンを狙おう
さて基本戦略は、つみたてNISAと同じとご説明してきましたが、今回の新NISAでできる投資はそれだけではありません。
成長投資枠での投資です。
この成長投資枠での投資が大きく将来を左右すると私は思います。
新NISAが始まり、毎月3000円ずつ投資信託を買い、投資になれてきたら、ぜひ考えてほしいことがあります。
それが「積立+海外ETF」での投資です。
海外ETFは、投資信託のように円で買うのではなく、基本的に「ドル」で買う商品とお考えください。つまり、まさに為替の影響を大きく受けます。
買い方を間違えれば、積立で安全性の高い投資信託をコツコツ買い続けるよりも、失敗する危険性が高まります。
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