「飲み会でモンスター化!」超迷惑"豹変"社員6選 「パワハラ、セクハラ」ウザい飲み会の攻略法

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「口軽いモンスター」の一番の欲求は「自分が頑張っている」ことを知ってほしいことなので、意見を聞いたとしても意味のない偏見となっていることが多いです。要注意です。

逃げるが吉「パワハラ系モンスター」

⑤説教モンスター:害レベル(高)

生態:酔った勢いに任せて、説教を始める。

大抵の場合は、説教の対象となる相手は誰でもいいことが多い。問題なのは、説教したことを覚えていないこと。

もしくは、とても良いことをしたと勘違いしていること。

説教ばかりの上司
説教モンスター(イラスト:『神雑談力』より)

対応策:「逃げる」の一択。

説教を聞いても酔っぱらっているので、改善策まで至っていない同じ話を永遠と聞くだけになってしまう。

こちらの気分が悪くなるだけで時間の無駄になる。

⑥飲め・注げモンスター:害レベル(高)

生態:「飲め」「注げ」を強要してくる。

お酒が強いことが「正しい」という価値観をふりかざしてくるとともに、「飲めば強くなる」という何のメリットもないロジックで攻め立ててくる。

また、自分のグラスが空いていることに厳しく「気が利かない」などの注意をしてくる。

酒を強要する上司
飲め・注げモンスター(イラスト:『神雑談力』より)

対応策:「逃げる」の一択。

飲んで、注いだところで、このモンスターが出世することはない

グラスが空いている時点で、周囲から気にも留められていない人材であることが窺える。尊敬に値する人であれば周囲がほうっておかない。

本当に、この人が尊敬できるのであれば注げばいい。

ただ、要注意なのが、取引先などの接待の場合は、「気が利かない」が問題となることがあるので、学べるときに学んでおくことも必要である。

パワハラ系モンスター:まとめ
この系統のモンスターは、害レベルが非常に高いため、飲み会で遭遇した場合は関係開始することなく、その場から「逃げる」ことをお勧めしています。また、飲み会に「説教モンスター」や「飲め・注げモンスター」が複数いる場合は、組織の風土が悪しき風習に染まっているため「肌に合わない場合」は、転職もお勧めしています。ちなみに、このような風土の会社は「転職」のことを「逃げる」と表現する傾向があります。
中北 朋宏 俺 代表取締役社長

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なかきた ともひろ / Tomohiro Nakakita

浅井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動。その後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。入社3年でナンバーワンとなる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、「制度設計」「採用」などを担当。2018年2月9日に株式会社 俺を設立。“夢諦めたけど人生諦めていない人のために”をコンセプトに、お笑い芸人からの転職支援「コメディケーション」を展開中。
著書に『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』『コンプレックスは営業の最高の武器である。』(いずれも日本経済新聞出版)がある。

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