新NISAで選ぶべき投資信託は「アレ」1本でいい タイミングを見きわめるのはプロでも不可能

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――これから新NISAを始める人にとっては、わかりやすいアドバイスですね。

今の若い人はよく、「コスパ」「タイパ」と言うが、その点、コストパフォーマンスに関しては、オルカンは圧倒的にすぐれている。それに、なるべく触らずにじっと持ち続ければいいので、いちいち相場をチェックして売買するのに時間を取られなくていいから、タイムパフォーマンスもいい。タイパもコスパも最強なのがオルカンだ。

一方で、なぜアクティブファンドがあるかというと、年金基金(運用を頼む側)や運用会社(運用する側)が、自分たちで仕事を作り出しているから。投資家にとってタイムパフォーマンスが最強なのは、最初に1回インデックスファンドを買って、後はほったらかすこと。

まとめると、新NISAを活用する原則は大きく3つある。

「大きく」「早く」「シンプル」に

1つ目は「大きく使う」こと。特に成長投資枠の年間240万円の枠を最大限に活用することでである。

2つ目は、大きくとともに、ほかの証券会社や保険会社で運用しているお金をNISAに「早く移す」こと。新NISAで運用したほうが合理的なのだから、成長投資枠の240万円の枠をできるだけ早く埋めたほうがよい。

そして3つ目は「シンプルに」。成長投資枠という言葉に惑わされず、つみたて投資枠でも成長投資枠でも商品を1本に絞り、シンプルに管理すること。あとは、お金のことは心配せず、気持ちのいい人生を送ってほしい。

堀尾 大悟 ライター

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ほりお だいご / Daigo Horio

慶応大学卒。埼玉県庁、民間企業を経て2020年より会社員兼業ライターとして活動を開始。2023年に独立。「マネー現代」「NewsPicks」「新・公民連携最前線」などで執筆。ブックライターとしても活動。

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