「バツイチ同士」の再婚はこんなにも明るい! 清々しいほどに「新婚さん」

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真一さんが自認する「高望み」とは、お見合いする相手を30代女性に絞ったことである。理由は「子どもがほしいから」に尽きるらしい。

「プロフィールの一言コメントから見える人柄の良さと、顔写真が自分の好みであることも一応は確認しますよ。ただし、写真はたいていすごくキレイに撮ってあるので、実物はその8掛けです(笑)。とにかく会ってみて判断するようにしていました」

年の功?追いかけられても嫌じゃない

やや上から目線の発言に聞こえるが、7割の女性からは申し込み時点で「お断り」をされているのだ。心が折れたりはしないのだろうか。

「(合コンなどをしていた時期を含めると)10年近く婚活をしているので断られることには慣れちゃいました。ダメならダメで次に行こう!と切り替えられます。でも、2回もデートした相手から、相談所を通じてお断りをされたときはショックでしたね。ルール違反なんですけど、携帯メールに『なぜダメなんですか? 参考までに理由を聞かせてください』と送ってしまいました。『ちょっと違うなと思いまして……』という当たり障りのない返信が来て終わりでしたけどね」

それでも真一さんはめげずにお見合いを続けた。半年後には現在の妻である晴美さん(仮名、39歳)と出会う。

「写真よりも実物のほうがかわいいという珍しい女性でした。いつも明るくてお酒を飲むとますます陽気になる人です。一緒にいて楽しいし、僕に積極的にアプローチしてくれました。女性から言い寄られるのも悪い気はしないな、と初めて思いましたね」

若いうちは「追いかけられると逃げたくなる」「自分のことを好きになるような人に魅力を感じない」といった未熟な恋愛をしがちである。30代半ばを過ぎ、自信がつくと同時に頑なさが薄れていき、現状の自分を好きになってくれる異性に心地良さを感じるようになるのかもしれない。

結婚する際に大きな関門となりうるのがお互いの親である。真一さんの両親はもはや高齢であるが、晴美さんの両親はまだ60代。子ども世代とは言えない49歳の真一さんを受け入れてくれたのだろうか。

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