「他人に嫉妬ばかりする人」が目を背けている現実 なぜ周りに愚痴や文句を言ってしまうのか?

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これは一種の自己防衛の本能なのでしょう。

嫉妬している相手を認めてしまうと、自分が小さく思えてしまうし、自分の至らなさを認めてしまいかねないから、それを隠す意味で嫉妬や批判をするのです。

そして「将来成功する可能性はあるか?」との問いですが、非常に残念ながらその可能性は低いと言わざるをえません。

もちろん成功の定義は個々人によって違いますから、断定的なことは言えませんが、仮にそれを「現状よりもよい方向に将来いける可能性があるか否か」や「理想と思う自分の姿に近づけるか」で考えても答えは同様です。

現状を変えられるヒトや、理想の自分に近づける可能性のあるヒトというのは、口を動かす前に頭と手を動かします。

成功するためには、批判や嫉妬より行動です。そういった行動力があるか否かが、わかれ目です。

人生において成功できるか否かは、ひとえに自分との闘いであり、自分の夢や理想にどれだけ真剣になれるか、です。

ようは自分自身なのです。

自分自身を深く理解し、自分にあったやり方で一歩一歩前に進む。これに尽きます。

そしてそういったことに真剣であればあるほど、他人に対して嫉妬したり批判したりしている暇も時間も自ずとなくなるはずです。

嫉妬は自分の人生の役に立たない

そんな自分の人生にとって何の役にも立たないことに、時間とエネルギーを費やしている場合ではないからです。

そんなことをしている暇があるならば、頭と手を動かす。そして理想とする自分自身の姿に少しでも近づこうとする。それが本来のあるべき姿です。

頂戴した相談によれば、OSさんのそういった周りの方たちは「自分は大した努力をせず」とありますから、少なくとも創意工夫をして現状を変えようと行動しているわけではないのでしょう。

つまり、批判や嫉妬だけで行動がない。

そのような状態であるとすると、当然現状を打破することはできませんし、嫉妬される側に回ることも難しいと思わざるをえません。

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