過去50年で最大、ネス湖捜索で「不思議な音」の謎 調査団のトップが語った「音」の正体とは?

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彼がLNE(Loch Ness Exploration:ネス湖探査団)を立ち上げたのは、2年前のことだ。

1960年代から70年代初期にかけてネス湖の調査にあたったアマチュア調査団「Loch Ness Investigation Bureau(筆者訳:ネス湖調査局)」や、博物学研究家のエイドリアン・シャイン氏が指揮する「The Loch Ness Project(同:ネス湖プロジェクト)」などの資料を読んでいくうちに、ネッシー伝説だけではなく、ネス湖特有の自然現象や周辺環境に強く惹かれるようになった。

LNEを立ち上げてからは、毎月のようにネス湖を訪れ、数日間にわたって調査・観察を行っている。

初めのうちは、双眼鏡とカメラで忍耐強く湖面を観察したり、見晴らしが良く安全な観察スポットを地図に記録したりする作業が主で、それらをLNEのFacebookグループで共有してきた。

LNEのフェイスブック。何人のメンバーで運営しているのかと聞くと、「実質的には僕1人」という答えが返ってきた(画像:筆者による)

伝説のネッシーハンター

LNE創設後すぐ、先述のエイドリアン・シャイン氏にもアプローチし、彼の研究について何度も詳しく話を聞いた。

ネス湖畔にキャンピングカーを構え、ネッシー探しに人生を捧げて32年という伝説のネッシーハンター、スティーブ・フェルタム氏とも親しくなり、情報交換する仲になった。

師と仰ぐエイドリアン・シャイン氏(右)。筆者にはネス湖調査界のハリー・ポッターとダンブルドアに見える(写真:Alan McKenna提供)
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