医薬品の1位は中外製薬(572.0)。同社の財務得点は294.8点と、評価対象企業中でトップ。総合順位も医薬品初のトップ3入りを果たした。社会課題解決の取り組みには定評があり、学識経験者で構成された委員会からCSR活動全般にわたってアドバイスを受けるなど、外部の視点も積極的に取り入れている。
2位は第一三共(552.8)。従業員のストレスチェックや個別フォロー、セルフケア・ラインケア研修の実施、入社や異動など環境の変化に基づくエンゲージメント調査など、従業員のメンタルヘルスケア保全に努めている。
3位の塩野義製薬(545.0)は、高効率・省エネルギーで連続生産可能な医薬品開発製造受託業務を提供。同事業をとおした環境負荷の低減を推進する。
以下、4位エーザイ(542.3)、5位大塚ホールディングス(532.8)、6位小野薬品工業(530.7)と続く。
石油/ゴム/ガラス・土石の1位はブリヂストン
石油/ゴム/ガラス・土石のトップはブリヂストン(553.8)。使用済みタイヤの接地部分を張り替えて再利用するリトレッドソリューションを世界で展開し、原材料の使用削減による資源生産性向上と二酸化炭素排出削減の両立を目指す。使用済みタイヤを熱分解して作った再生カーボンブラックを再びタイヤの原料にする技術も開発している。
2位は出光興産(539.4)。投資家向け説明会などに加え、製油所ごとに地域住民との会合を原則年1回開催している。レスポンシブル・ケアの意見交換会や見学会を開催するなど、多様な形でステークホルダーとの対話の場を設ける。
3位のAGC(538.6)の有給休暇取得率は95%でほぼ完全消化状態。コアタイムなしのフレックスタイム制度や制限のない在宅勤務制度を導入し、働きやすい職場環境の整備を推進する。
以下、4位住友ゴム工業(536.6)、5位日本ガイシ(535.7)、6位TOTO(534.5)と続く。
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