最新・2025年版「CSR企業ランキング」トップ50 昨年は17位だった"あの企業"が1位に躍進

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富士通の社外サテライトオフィス
[富士通]国内勤務はテレワークが基本。社外サテライトオフィスも活用(写真:富士通)
本特集では、毎年恒例「CSR企業ランキング」の最新・2025年版をお届けする。

東洋経済では企業の社会的責任(CSR)と財務状況を総合的に評価し、「信頼される会社」を明らかにするために、「CSR企業ランキング」を2007年から毎年作成している。19回目となる今回は、160のCSR評価項目と15の財務評価項目に基づき、総合および部門別のランキングを作成した。

富士通がトップに

総合ランキングのトップは富士通。昨年の17位から躍進した。同社は、「Fujitsu Uvance」というソリューションを通じて、顧客のビジネス成長と社会課題の解決に取り組む。取引先へのCO2削減目標設定の要請やその達成への支援を積極的に行うなど、サプライチェーン全体での取り組みを推進している。

環境面では、製品・サービスのサブスクリプション型への転換や、ブロックチェーン技術を活用した温室効果ガスのトレーサビリティサービスの提供なども展開する。働き方改革も進んでおり、コアタイムのないフレックスタイム制度やテレワークの導入、ワーケーションを可能とするなど、従業員の多様なニーズに応える体制を整えている。

2位にはJTがランクインした。同社は、事業特性上、サステナビリティの分野では厳しい視線にさらされがちだが、海外サプライチェーンにおける労働規範の遵守や、葉タバコ生産者の生活改善、製造工程での環境負荷低減など、地道な努力を行っており、それが評価された。

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