
『週刊東洋経済』2025年3月8日号で上位300社まで発表した第19回「CSR企業ランキング」(2025年版)。今回は上位500位までを発表する。なお、『CSR企業総覧(ランキング&集計編)』2025年版 および東洋経済オンライン特集記事では上位800位まで掲載している。そちらも参考にしていただきたい。
同ランキングは2007年から発表し、今回で19回目。CSR(企業の社会的責任)と財務の両面から「信頼される会社」を見つけることを目的にしている。対象は『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』『同(ESG編)』2025年版に掲載している1715社。CSR評価項目160、財務評価項目15で総合評価を行った(ランキングの元データや作成方法などの解説はこちら)。
富士通が初の1位に
早速ランキングを紹介しよう。今回は富士通(576.7点)が初の1位になった。前回17位から躍進した。同社は顧客のビジネス成長と社会課題解決に挑むソリューション「Fujitsu Uvance」を啓蒙・推進する。また、専任役員の下、サプライチェーン全体での取り組みも展開している。例えば、取引先にCО2削減目標の設定を要請するとともに、説明会や勉強会を開催し、2次サプライヤーには説明資料などを無償で提供している。
環境面では、製品の売り切り型から、サービスのサブスクリプション型など新しいビジネスモデルへの転換を環境目標として設定。ブロックチェーン技術を活用した、温室効果ガスの企業・業種横断的なトレーサビリティーを実現するサービスも展開している。
勤務形態はコアタイムのないフレックスタイム制度を導入し、テレワークを基本とする。1〜3週間程度プライベートで社外に滞在して業務を行うワーケーションも可能だ。
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