信頼される「CSR企業ランキング」【製造業編】 製造業でも平均女性管理職比率が増加傾向

✎ 1〜 ✎ 127 ✎ 128 ✎ 129 ✎ 最新
拡大
縮小
電気機器/精密機器の1位になったキヤノン(撮影:尾形文繁)

信頼される会社をCSR(企業の社会的責任)と財務の両面から見つける「CSR企業ランキング」。今回は8月17日配信の総合ランキングに続き、業種別ランキング(製造業編)を紹介する(評価方法など、ランキングに関する解説はこちら)。

CSR・サステナビリティ活動は業種・業態によって傾向に差がある。そのため、各企業の取り組みを評価する際は、全体の順位と合わせて、業種ごとの評価も見ていく必要がある。

そこで今回は、いくつかの業種をまとめた形で、製造業に分類される各業種上位10社を紹介する。なお『CSR企業白書』2023年版には、各業種最大20位まで掲載している。

食料品の1位はJT

食料品の1位はJT(総合ポイント566.7点、以下同)。同社は地元行政・森林組合・地域住民と連携して森林保全活動「JTの森」を展開。市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」など、さまざまな団体と協働した取り組みを広く手がける。積極的な取り組みは数字にも表れており、同社の社会貢献活動支出額は54億8600万円とトップクラスの高さだ。

最新の『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』は現在発売中。書影をクリックすると東洋経済のストアサイトにジャンプします

2位のサントリーホールディングス(557.7)は、社内公募制度やFA制度、企業内ベンチャー制度を導入し、従業員の挑戦を後押しする。従業員1人当たりの教育研修費用は年23万円と高水準だ。

3位はアサヒグループホールディングス(556.0)。同社は水使用量の削減や「アサヒの森」涵養量拡大により、2021年に国内ビール工場のウォーターニュートラル(100%持続可能な水資源利用)を達成した。

以下、4位キリンホールディングス(553.3)、5位明治ホールディングス(551.0)、6位キユーピー(522.9)と続く。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT